以前に書いた通り、妊娠してからというもの
私の体は急速に妊婦の体へと変化していった。
一番辛かったのは、つわりと卒論の追い込みが重なった
11月の終わりから1月の始めまでの時期だった。
だるさと強い眠気で朝も起きられなくなり
酷い時には昼頃にやっと起き出して大学へ行った。
この頃には夫が朝食とお弁当を作ってくれることもあった。
よく妊婦はすっぱいものを欲しがると言うけれど
私の場合はつわりの時期にむしょうに
「もずく酢」が食べたくなり
夜中に夫にコンビニまで買いに走ってもらったり
スーパーに買い物に行った時に買い込んだりしていた。
けれど、それも1ヶ月くらい経つと飽きたのか
また好みが変わってしまったのか、食べたいと思わなくなった。
同時に激しい眠気やだるさも軽減した。
つわりが終わり、5ヶ月の安定期に入った頃から
下腹部がポッコリと出てきた。
…といっても、服を脱ぐと「なんだかお腹が出てきた?」くらい。
一応、5ヶ月の戌の日に買ってあった腹帯をおろしたけれど
まだサポートは必要無い大きさだったので、ただの腹巻になっていた。
「初めてのたまごクラブ」では、そろそろ胎動を感じ始めるはずで
私がお腹をなでて話しかけ始めたのは、この時期だったと思う。
ある日、夕食後に夫とコタツに入っていた私は
お腹がポコポコしたのを感じた。
胎動なのか、腸内でガスが動いたのかは区別しずらい。
でも、ポコポコがだんだんと頻繁に感じられるようになって
「お腹の中にいるんだ。生きてるんだ」と強く実感できるようになった。
夫は私のお腹に手を当てて胎動を感じようと必死だったけれど
夫の手が乗るとポコポコは止まってしまう。
止まらなくても、夫にはポコポコが感じられなかったようだ。
私だけの特権って感じがして嬉しかった。
卒業論文が提出し終わり、卒業発表も終わった頃には
お腹は多少目立ち始め、胎動も頻度と激しさを増してきていた。
夫も手を通してポコポコを感じられるようになり
「今日はどう?」なんて胎動の様子を聞いてきたりした。
結婚式の日(後で詳しく書くつもり)を過ぎると
私はすっかり安心してしまって、急激に体重が増えてしまった。
今は妊婦の体重増加は12kgまでと言われているようだが
当時は7〜8kgがちょうど良いとされていた。
それまで1ヶ月に1kgも増えていなかったので気にもしていなかったが
結婚式の後の健診で4kgも増えていたことが発覚し
足のむくみも見られるようになってしまったために
付き添いの夫と一緒に特別指導を受けることになった。
特別指導と言っても助産師さんに
「体重を急に増やすとどんな怖いことが起こるか」を説明されたのと
どんな食品を摂ればいいのかを聞いただけですが。
この後も、意思の弱い私は体重管理ができず体重は増え続け
お腹はガンガンでかくなっていくのだった。。。
それはまた、別の記事で。