できちゃった学生結婚のその後

できちゃった結婚ってどうなの?学生結婚ってどうなの?そんな人には参考になるかも知れない、大学院生主婦のブログ
結婚する前にしておく3つのこと
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結婚式の準備 8 妊婦とドレス
最近「おめでた婚用ウェディングドレス」や
「おめでた婚ウェディングプラン」が増えていると聞いた。



私が結婚式の準備をしている時には、まだ妊婦用のドレスなんて無くて
できるだけお腹周りを締め付けないデザインを選ぶしかなかった。

式は妊娠6ヶ月になる2月の初めに決まっていたんだけど
その頃、自分のお腹がどれくらい大きくなるかなんて
ドレスを決めた12月には想像すらできなかった。

お腹周りが大丈夫そうでデザインも気に入ったドレスを選んだ。
「式の前にもう一度試着しましょう」と担当のお姉さんが言ってくれた。



1月の終わり、卒業発表が終わった直後、式の3日前に
私はもう一度ドレスを試着してみた。

その頃には、お腹はポコンと出ていたけどドレスはばっちり。
胸も多少きつかったけど、シルエットが崩れる程ではないしOK。
ベールや靴などの小物も選んだし、後は当日を待つばかり。。。



で、バタバタと最終準備に追われながら当日がきた。

早朝から予約していた美容院へ行き、顔と髪をメイクしてもらって
いよいよドレスを着ることになった。

美容院の奥の着替え用の部屋には
例のドレスとお手伝いしてくれるスタッフが2名待っていた。

私は嬉々として着ていた服を脱ぎ、ドレス用の下着を着けて
ドレスを着た。・・・いや、着ようとした。




・・・あれ?

これ、3日前に試着したドレスだよね・・・?




なんと、ファスナーが上がらない!

「み、み、3日前に試着した時には入ったんですけど〜」と
焦って弁解してみたけど、スタッフの目が疑ってる気がする。

「3日前には入ったそうなんですけど…」とスタッフ間で
ひそひそと話す声が聞こえてくる。

本当に3日前には無理なく着られたのに〜!たった3日で成長したの?!

涙目になりながらお腹をへこませてみたり(へこまないけど)
くねくねとポーズを変えてみたりしたけど上手くいかず
結局スタッフが力を合わせて無理矢理ファスナーを引き上げてくれた。

結婚式中にビリッといっちゃったらどうしようかと心配したけど
その後は特に問題も無く1日頑張ってくれました。



マタニティドレスなら、こんな心配もないんでしょうね。。。




| みぃ | できちゃった結婚 | 16:15 | comments(2) | trackbacks(5) |
結婚式の準備 7 両親への言葉
結婚式の準備で何よりも私を悩ませたのは両親への挨拶だった。


父は「絶対に両親への言葉とかやるな」と言っていたが
やはり結婚式の締めとしても必要だろうということで
準備することにした。



今まで普通に仲の良い親子として過ごして来た親に
あらたまって感謝の言葉を言うというのは結構恥ずかしいもので
何をどんな表現で言えば良いのか見当もつかない。



夫は「オレは最後に挨拶するし」と他人事を決め込んで
一緒に考える気配はないし、ここは自力で何とかしなくては、と
「結婚式でのスピーチ」の本を1冊購入した。

色々な立場でのスピーチの例が載っている本で
花嫁の両親への手紙の例文もいくつかあったので
表現をパクってやろうと思ったのだ。

だけど、私たち親子の関係にぴったりくるものも
私が両親に伝えたいことが込められているものも無く
何度も本をひっくり返して読んで悩んだ挙句
結局は自分の言葉で伝えるしかないという結論に至った。



私は結婚して苗字が変わっても両親と親子であることは
今まで通り変わりないと思っていたので、そんな感じの内容にした。

夫の両親には「これからよろしくお願いします」といった
内容にしたと思う。



それぞれの両親への手紙を、
持っていた中で一番きれいで気に入っていた便箋に書きしたため
封筒に入れることができたのは結婚式の前日だった。





ブライダルブック




| みぃ | できちゃった結婚 | 15:58 | comments(4) | trackbacks(2) |
結婚式の準備 6 学生・妊婦・新婦
当時、私は学生で妊婦で式を間近に控えた新婦だった。



戸籍上はすでに籍が入っていて新婚だったし
子を宿す母としてもとても幸せだったのだけれど
学生・妊婦・新婦という3つの役割を同時に担うのは
精神的にも体力的にも酷く大変だった。


妊婦というのは精神的に不安定になるものだし
妊婦でなくとも卒業論文を書く学生は辛いもので、
いっぺんにこなさなくてはならないという状況が
本来なら楽しさと幸福感で満ち溢れるはずの
「結婚式の準備」を辛いものにしていた。

「もう結婚式なんかしたくない!」と叫んで泣いたこともあった。

その度に取り乱す私をなだめ、励まし、時には叱って
色々とフォローをしていた夫も大変だっただろうと思う。

進まない卒業論文や発表の準備をフォローした先生方も
遠くから心配することしかできなかった両親も
やる気のないクライアントを受け持ったブライダル相談所も
任せっぱなしにされたレストランの担当者も
全然段取りに時間を割けなかった司会者の友人たちも・・・

いろいろな人たちに迷惑をかけて
大変な思いをさせていたのだろうけど、
私は自分のことに一杯一杯になっていて
自分だけが辛いような気がしていたんだ。



もし今から学生できちゃった結婚をして結婚式を挙げる人がいたら
なるべく余裕を持ったスケジュールにすることをおすすめしたい。

卒業してから、生んでから、結婚式を挙げる方が楽だと思う。




| みぃ | できちゃった結婚 | 12:00 | comments(9) | trackbacks(0) |
結婚式の準備 5 手作り結婚式
私たちの結婚式といったら、本当に素人の手作り結婚式だった。

お金も時間もなかったものだから、
サティのブライダル相談所の人からの提案を片っ端から断わって
司会は友人カップル(大学の同級生)にお願いしたし
招待状は夫の叔父がデザイナー(?)だったのでお願いしたし
リングピローやらウェルカムベアは義母の友人が
厚意で作ってくれたものだった。



私も夫も元々ぼやーっとした性格なので
招待状のことや段取りのことで何かとお尻を叩いてくれる
義母やブライダル相談所のお姉さんの存在はありがたかった。



「ゼクシィ」を読むのも面倒がる私の代わりに
義母が次々にアイデアを出してくれた。

受付にポラロイドカメラを置き、出席者の写真を撮って
一言ずつ書いてもらいコルクボードに貼り付けるとか、
両親への手紙の前にチョコレートと天使の人形(手作り)の入った
ちっちゃなお土産を2人でテーブルを回って手渡すとか、
結婚式をあまり経験したことのない私には
到底思いつかなかっただろうアイデアがたくさん出てきた。



出席者は両家親族と大学の先生方と大学の友達で会費制にし
式は人前式で、そのまま披露宴にした。

ごく小さな式だったけれど、アットホームな雰囲気で
バタバタとしていた割には好評だった。




| みぃ | できちゃった結婚 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
結婚式の準備 4  結婚指輪と婚約指輪
「とにかくお金をかけない」
それが私の中での一番のコンセプトだった。



婚約期間が短いのだし、
お互い結婚資金なんてゼロだったから
婚約指輪はいらないと私は言い張った。

だってもらってもダイヤのついた指輪なんて
そうそう着ける機会がないんだもの。



結婚指輪だけにしようと言う私に
「オレが買ってあげたいの!」と子供みたいに言い放ち
彼は婚約指輪を見て回った。

ちょうどクリスマスシーズンで需要が高かったらしく
どこも「セール中」の札が下がっていたけれど
どれも決して安いものではなかった。



普段は足を踏み入れない店の高級な雰囲気に
私は逃げ出したいような気分にさせられっぱなしだった。

色々な店を回って色々なデザインの指輪を見たけれど
最終的には昔からの定番デザインのものを選んだ。
奇抜なデザインよりも流行に左右されないし
ダイヤが一番綺麗に見えるデザインだったから。





結婚指輪はシンプルなものを選んだ。

いくつかカタログも見たし
自分でデザインするプランもあったけれど
店頭に並んでいた中で一番気に入ったものにした。

女性用だけ小さなダイヤと裏側にサファイアが入っている。



彼が友人たちにその指輪を見せた時、友人のひとりが
「前彼に買ってもらったのに似てる!○万円くらいのでしょ」
とみんなの前で言ったそうで、彼はひどく憤慨していたけれど
私はそれを聞いて指輪も金額より心のこもり方の問題だな、と感じた。





婚約指輪は買ってもらって以来、あまり出番も無く
家のたんすの引き出しに眠っている。

結婚指輪は2年くらい私の左手の薬指を飾ってくれていたが
ある日突然、私が金属アレルギーになってしまい
仕方なく婚約指輪とともに眠ってもらっている。



金属アレルギーのせいで、図らずも
結婚指輪が私にとって最後の(金属製の)指輪になったのだった。




| みぃ | できちゃった結婚 | 15:29 | comments(2) | trackbacks(0) |
結婚式の準備 3  結納と婚姻届
式場が決まり、ドレスも決まった。



時期を前後して、私の実家に彼(夫)の両親が赴き
本人抜きで形式だけの結納が行われた。

何しろお互いの親とも子供が結婚するのは初めてだし
地方も違っていてしきたりも異なるため手探りだった。

私達は「結納が終わった」という報告を電話で聞いた。
実家の居間いっぱいに色々並べてすごかったよ、と母。
義父が汗びっしょりになりながら並べて
説明書を見ながら決まった文句を読み上げたらしい。



結婚って2人だけの話じゃないんだな、と
この頃ようやく気付き始めたのだった。





私達は11月末に婚姻届を提出した。

本当は11月22日「いい夫婦」の日に出したかったのだけど
なかなか戸籍謄本を取りに行けず遅くなってしまった。

婚姻届は薄っぺらい紙だったけれど
これで私たちが世間的にも夫婦になるのだと思ったら
名前を書く時、ちょっと変な気分だった。

嬉しいけれど、後戻りできない怖さも混じったような気分。


結婚の時に本籍地を自分で決めてよいというので
私たちの新しい出発点である、彼が住んでいた貸家の住所にした。



市役所で婚姻届を出した時、
担当者が「おめでとう」と言うかな?というのが
その頃の私たちの興味津々な部分だったのだけど
担当者はニコリともせずに事務的に
「ご苦労様」とでもいうふうに婚姻届を受け取った。



そうして、私たちはアッサリと夫婦になった。




| みぃ | できちゃった結婚 | 15:01 | comments(2) | trackbacks(0) |
結婚式の準備 2  ドレス選び
結婚式の準備は
私にとってはつわりや卒業研究との平行作業だった。

たいしてこだわりや思い入れのない結婚式の準備は
精神的に不安定だった当時の私には「億劫」の一言だった。



式を挙げる場所は、御世話になった先生方を招く関係上
両家の実家から離れた、大学のある土地に決めた。



レストランウェディングと決めるとすぐに
夫の両親が仲良くしている人の紹介でレストランも決まった。
偶然にも私がバイトしていたレストランのオーナーの知り合いが
結婚式の担当になり、手回ししてもらえた。


私は彼(夫)とブライダル相談所で紹介された
ブライダル関係の貸し衣装屋さんへ行きドレスを決めた。

彼が選んだドレス2着を試着し、悩んだ末に
スラッとしたシルエットのドレスを選んだ。
試着室から出てきた私を見た時の彼は感動で目が潤んでいた。



ドレスはお腹を圧迫しないという条件を第一に選び
私も彼も満足したのだけれど、
もっとたくさん試着しておけば良かったと今になって思う。
なにしろ、一生のうちに着られる数は限られているのだから。





ここまではトントン拍子に進んだ準備が
卒業論文の締め切りが近づくにつれて滞り
周りの「早くしろ」の声に私は悩まされるようになる。




| みぃ | できちゃった結婚 | 13:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
結婚式の準備 1
学生で「できちゃった結婚」すると決まってすぐ
私の父は「結婚式はやるな」と言った。

私は自分のわがままで突然結婚することになったのだから
それは仕方のないことだと思ったし
まだ結婚なんて遠い先のことだと思っていたから
結婚式に対する憧れも用意も無かったので素直に聞き入れた。



けれど、夫の両親は「結婚式くらいはさせてやりたい」と
私の両親を説得してくれて、結婚式を挙げることになった。



結婚式を挙げると決まってから、本当に大変だった。

まず、何から手をつければ良いのか解からない。
どこで資料や知識を得ればよいのかすらわからない。
結婚式なんて、それ用のホテルに行けば
全て係りの人が手配してくれるものだと思い込んでいたのだ。



結婚式難民となりウロウロと本屋などを回っていた私達は
たまたま目に入ったサティの一角にあった
ブライダル相談室のような場所にフラリと入ってしまった。

ここに入れば、何らかの資料が手に入るはず!と
藁にもすがる思いだったのだ。



けれど「こういう結婚式がしたい!」という
イメージの無かった私たちにはあまり参考にならなかった。

さっさと話を進めたい担当のお姉さんをイラつかせ
自分達のイメージの無さに落胆する結果となってしまった。

結局その日には、低予算に収めるために
レストランウェディングにするということだけ決め
いくつかの周辺レストランの情報だけもらい店を出た。



その後もこのブライダル相談室が何かと口を出してくるのだが
それが良かったのか悪かったのかは未だにわからない。




| みぃ | できちゃった結婚 | 11:40 | comments(0) | trackbacks(1) |
卒業論文
学生である限り、妊娠中であろうと
レポートを提出しなくては単位がもらえない。

当時卒業を間近に控えた大学4年だった私は
特大のレポート=卒業論文を抱えていた。



秋に妊娠が発覚し、卒業研究どころではなかったため
担当教官に「もっとしっかりやれ!」と叱られたが
妊娠と結婚の報告をしたら、驚きながらも
出来る限りのサポートをしようと言ってくれた。

たくさんの人々に支えられて
私の卒業論文はなんとか期限内に提出することができて
1月の終わりの発表を残すのみとなっていた。



今から思うと、本当に多くの手に支えられ守られていた。
それに気付く余裕がなくて、多くの人に迷惑をかけてしまった。

本当ならもっと頑張れたはずなのに
少しずつ大きくなっていくお腹を見ているうちに
自分は精一杯やったと思い込んでしまっていたと思う。

卒業研究は中途半端で、今でも心残り。
せっかく自分がやりたかった研究をやらせてもらっていたのに
もったいないことをしてしまった。



卒業発表を他の学生と同じようにやった私を見て
「アメリカだったら考えられない!せめて座らせればよいのに」
と言ってくれた先生もいたという話を聞いた。

当初は「本当にその通りだよ」と思ってしまったが
今、もっと頑張っている妊婦さんの話を聞くたびに
なんだか自分が恥ずかしく感じられるようになっていった。



妊娠すると、周りの人は色々気遣ってくれて優しいけれど
自分までが自分を甘やかしてはいけなかったんだ、と反省している。




| みぃ | できちゃった結婚 | 10:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
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