私は割りと生理不順な方で
それまでにも何度か
「生理が来ない!」と騒いだことがありました。
特に友人が「できちゃった」頃は聞いた話が自分にも当てはまっていたし
生理は来ないしで、
妊娠検査薬を買って調べたりもしました。
若かった私には妊娠検査薬を買うのってすごく勇気が必要でした。
薬局内を長いことウロウロして
検査薬の置いてあるコンドーム売り場をうかがっていたし
かなり不審者っぽかったんじゃないでしょうか。
売り場に人がいなくなるのを待って
サッと棚に手を伸ばし検査薬の箱を取ったと思ったら
レジが男の人と交代しちゃって恥ずかしくてまたウロウロしたり…
今思うと、何がそんなに恥ずかしかったのやら。
長い戦いの末(笑)ついに手に入れた妊娠検査薬。
アパートに帰って、じっくりと説明書を読みました。
検査自体はすっごく単純で、すぐにでもできるのですが
私は何度も何度もひっくり返したりして説明書を隅々まで読みました。
ついでに頭の中で検査手順を予習してみたりして。
1時間くらいはそうしていたでしょうか。
いつまでも読んでたって仕方ない!と自らを勇気付け
検査薬と説明書を持って颯爽と(?)トイレのドアを開けました。
妊娠検査薬って、端っこの紙(布?)部分に
オシッコをかけて待つだけなんですよね。
とっても
カンタン♪
でも検査する気持ちは
カンタン♪とはいきません。
緊張のあまり、尿意もうまくコントロールできません。
だけど
や る し か な い !
アルミの袋を破って検査薬を出し
キャップを外して端っこに尿をかけました。
どんどん尿が紙に滲みこんで行くのが見えます。
説明書には5分程待つなんて書いてあったと記憶してますが
検査結果が解る窓まで尿が到達するのに
1分もかかりませんでした。
窓に線が出たら
陽性。出なかったら
陰性。
初夏の蒸し暑いトイレの中、小さな検査窓を見つめていた私。
待てども一向に線が浮かび上がらないことに
安心 80%
ガッカリ 20%
妊娠て、そんなに簡単にはしないものなのかしらね〜なんて思いました。
だから、木々が色付き始めた10月の終わりに再び検査した時にも
「もしかして…」半分、「どうせまた…」半分だったのです。