娘は生後3ヶ月となる3日前、保育園に入園した。
だんだんと涼しくなってきた10月の始めだった。
3ヶ月間、初めてのことだらけの育児をして
私もそろそろツラくなってきていた。
日中、娘とずっと2人
車が運転できなかったので遠出もできず
似たような境遇の友達の探し方がわからず
話をできる相手もおらず
夫が帰るまでの時間は孤独だった。
また、昼も夜もなく続く授乳に辟易していた。
けれど、やはり首もまだ据わらない娘を
自分の目の届かない保育園に預けるというのは怖かった。
上のクラスの子供たちが娘を踏みつけたりしないか
乱暴に扱われて取り返しのつかないことになったりしないか…
心配しはじめるときりがない。
たまには少し離れたい。でも離れたくない。
複雑な心境もあったが、休学しなかったため修士課程2年間のうち
すでに半年が過ぎていることを考えると預けるしかなかった。
通園・通学のために中古車を買い、
ペーパードライバー脱却のために車の少ない道で運転の練習をした。
保育園へ入園の説明を聞きに行き
担任の保母に挨拶し
保育園用の道具を揃えた。
保育園入所の日が迫るにつれて
私は悪い母親なんじゃないか、という気持ちが膨らんでいった。